日本におけるワインの生産は明治時代からです。
数千年の歴史を持つヨーロッパに比べると、歴史的にはかなり浅いと言えます。
しかしブドウの栽培は古くからあり、わが国古来の品種である「甲州」は、奈良時代に仏教の伝来とともに、中国から伝来したと言われ、鎌倉時代の初期にはわずかですが栽培されるようになったようです。
明治になると政府は、多くの品種のブドウ苗木をヨーロッパやアメリカから輸入し、ブドウ栽培やワイン醸造を奨励。
しかし、ヨーロッパ系ブドウは気象条件の違いや病害虫などで、日本の風土に適応できませんでした。
そこで登場したのが「マスカット・ベリーA」で、これは川上善兵衛が、日本の気象条件に適するワイン用のブドウの交配に取り組み作り出した品種の一つです。
ワインの原料として、また生食用として、マスカット・ベリーAおよび甲州は、現在多くのブドウ園で作られています。
また、近年ではワイン用専用のヨーロッパ品種である「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「シャルドネ」「セミヨン」なども導入され、各地で栽培され、良質のワインが造られています。
一方、日本のワインは製造法により、「国内産ワイン」と「国産ワイン」に区別されています。
国内産ワインとは、日本国内でブドウなどの原料を発酵させて造ったワインのことで、純粋に日本産のワインと言えます。
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